東急建設㈱災害防止協力会 50周年記念誌
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向笠 青年部会は1989(平成元)年5月、「2代目づくり」を目的に始動しました。当時の私が所属していた東京支部の初代青年部会長は小関現会長で、想像力を刺激する「ユニークな指向」の取り組みに力を入れていました。オリエンテーリングで森の中に入り、それぞれの発見を共有し合うという試みもあったと記憶します。上西 札幌支部の青年部会では、道内にはない大きな規模の現場や建物から学ぶため、道外の見学会をメインの活動としています。他の支部の方々と交流もできますし、親睦会などの何気ない会話の中からも安全施工などへの気づきが生まれます。森川 私が青年部会に入会した時の大阪支部(現・関西支部)の青年部会長は「パトロールなど安全の取り組みを進めることは活動として一番楽。だから親会とは違う独自の活動を心掛けるべきだ」という考えでした。だから稲田さんの木造建築支部青年部会の取り組みは面白いなぁと思うんですよね。稲田 私たちは毎年3月にみんなで修行に出かけます。これは、滝行や写経、座禅などを通して気持ちを清め、横の連携を強めるのが目的。インパクトのあるイベントや活動を行うのは、「青年部会を周知したい」という想いがあるからです。私は青年部に所属して15年になりますが、いまだに「青年部会に入っていたの?」や「青年部会って何?」と言われることがあるんです。組織としての発言力やメンバーの熱量、周囲からの期待などを大きくしていく必要性を感じているところです。上西 現在、親会で副会長を務める髙泰工務店の髙橋 誠さんは、数年前まで全国青年部会の会長でした。青年部会に対する期待も大きく、「青年部会との連携を取っていきたい」と会報「みどり」で発言していました。若い力が集まる青年部会だからできることもあると思うので、親会からの期待に応えられるよう組織の強化に努めたいですね。向笠 全国青年部会の部会長として感じるのは、「支部ごとの温度差」ですね。活動が盛んな支部がある一方で、停滞している支部があるのも事実。メンバーの増減にも差があります。東急建設の仕事にも向笠 修上西英樹森川誠二稲田 聡本部 青年部会長㈱エイコー (その他)札幌支部 青年部会長中屋敷左官工業㈱(左官工事)関西支部 青年部会長㈱森川組 (鳶・土工事)木造建築支部 青年部会長㈱イナダ (基礎工事)「人の共有」と「助け合い」青年部会が果たす役割パート1東急建設株式会社災害防止協力会 50周年記念誌055

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