創立50周年を祝して不安全な状態や行動を見逃さず、発見する目をこれからも養って園田 有東急建設 常務執行役員東日本建築支店長 災害防止協力会が50周年を迎え、当社も昨年60周年を迎えました。その道のりにおいては、平成になってからを振り返るだけでも、バブルの崩壊、阪神・淡路大震災、リーマン・ショック、東日本大震災と、日本経済や建設業界に大きく影響する出来事があり、さらには令和に入り、新型コロナウイルスによる経済活動への影響は計り知れない状況も想定されます。しかし、これまでも貴会と協働して幾多の山を乗り越えてきており、これからもさらなる協力体制の下、お互いの発展に寄与していけるものと確信しています。 当社の昨年度の安全成績においては貴会のご協力もあり、過去最少の災害件数でそれぞれの被災程度も比較的軽微なものとなっており、安全指数も0・09という好成績を達成できたものの、東日本建築支店においては、当社災害にカウントされない(事業主・一人親方の)墜落・転落災害や、バックホウの転倒事故など、一歩間違えれば重篤な災害に繋がる事例も発生するなど、決して予断を許さない状況であることには変わりありません。 作業所においては、法令順守はもちろんですが、不安全な状態や不安全行動(近道行動など)を見逃さない、発見する目(危険予知)を当社社員、そして安全衛生責任者の指揮の下、全作業員が養っていただきたい。 さらなる50年に向けて、安全目標にも掲げている「先取りの安全活動」で事前に危険の芽を摘んで、災害ゼロを目指していきましょう。東急建設株式会社災害防止協力会 50周年記念誌101
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