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■みどり 90号
●私の宝物
ステンドグラスと共に

 テニスを始めて5〜6年でスクールの中級クラスにやっとたどり着いたが、もはや限界! 歳のせいでしょうか若い人には少し(ここ強調)かなわないので、自然の成り行きとして健康管理のためにやってるんだと自分に言い聞かせている。  
 木工の趣味もあって「パワーツールジャンキー」の如くあらゆる電動工具を備え、カントリー家具製作にここ10年ほど没頭してきましたが、とうとう置くスペースの関係(家が狭い)で開店休業状態となってしまった。  
 そんな時、軽井沢のアウトレットで見かけたステンドグラスランプ。この時の思考は「きれいだ→欲しい→高い→どうやって造ってんだ?→造ってみたい!」。
なことで、それからなんとなく探してみるとカルチャースクールみたいな所が結構ありましたが結局、プロの工房が主催する教室に入ってそろそろ1年半、毎週のように通ったせいか、特殊な技法を除いてはほぼマスターした。(つもり?)  

高橋 秀光
住宅本部
安全環境品質部

パネル「ぶどう」(鉛線組み)
H900×W700
製作日数およそ3ヶ月

Wisteria(ふじ) 10インチ(COPPER FOIL)
ティファニーランプレプリカ
ガラスピース1,074個
製作日数およそ6ヶ月

 ステンドグラスはヨーロッパの古典的技法である「鉛線」による組立てと、アメリカのかの有名なティファニーが考案した「カパーテープ」による組立て方法がありますが、いずれにしても工芸というより芸術に近いものを感じます。  
 扱う物がガラスだけに、手はいつも傷だらけ! ガラスをパンッと割った時に針より細い破片が飛んで、チクッとした痛みで手を見ると突き刺さっていたり、破片がスリッパの中に入って気がついたら足が血だらけなんてこともある。  
 ガラスは自然光と、明かりをつけた場合では180度位の違いがあって、それを頭の中で組み合わせながらガラスを「カット→ルーター→カパーテープ→半田→パティーナ処理→完成」、この工程でランプの大きさとガラスピースの数により1日で仕上がる物もあれば半年以上かかる物までさまざまですが、出来上がって明かりを入れた瞬間に苦労ははるか彼方に吹っ飛びます。  
 すっかり慣れて、最初に見た軽井沢のステンドランプを思い起こすと、確か7千円だったけどガラスも技術もそれなり!  
 我ながら少しは見る目ができたかな?

バラ 16インチ(COPPER FOIL)
ガラスピース214個
製作日数およそ3週間
●安全担当者活動日誌
安全衛生管理の推進を目指して
昼夜の現場パトロール


7月1日(木)
 豪徳寺作業所の工事計画届を渋谷労働基準監督署提出に同行。
 作業所から所轄労働基準監督署へ届出の書類が、工事施工計画段階で、採用される工法、工事機械設備の配置、作業施設の整備、作業工程等が安全確保の観点から適切な対策が講じられているか、事前に審査を行なう。
 計画届の段階で、労働基準監督署から臨検監督と同様に、法違反等指摘事項に対する是正勧告書を受ける場合もある。平成11年度(旧東京支店)では、違反率が20%近くあったが、毎年度減少し、平成15年度(旧都市開発本部)には約3%となり、今年度(鉄道本部)は9月末日現在、違反件数0ではあるが、平成11年度〜15年度については、土木・建築工事合わせて、毎年度100件位(平成13年度は、200件)届出があったが、今年度は、組織変更により、建築作業所の減少等で届出が13件と少なく、違反件数が少なくとも違反率が高くなるため、事前審査に見落とし等なく、より一層充実をはかる。


森永 克己

東急建設鞄S道本部
安全環境品質部 担当課長
 工事計画届・機械等設置届の所轄労働基準監督署提出の同行については、平成13年度下期から行なっており、労働基準監督署安全衛生課窓口で、監督官から直接、意見や見解を耳にすることで、事前審査のポイントが把握できる。また、計画届等に直接参画した作業所の特に若手職員の監督官との対応方法の指導を行なう。
 数年継続していることで、監督官からも覚えられ、ありがたく思っている。
 計画届等監督署審査結果を一覧表にし、平成11年度から社内パブリック・フォルダに掲載し、同種の是正事項・指導事項を受けないため活用している。

 7月2日(金)
 平成16年度第1回定例安全巡視、戸越公園作業所にて、現場パトロール及び作業所会議室での安全衛生関係書類の点検、パトロール結果の評価。
 年4回実施している、建設部・安全環境品質部・災害防止協力会首都圏・鉄道支部合同での定例安全巡視は、今年度災害の多発傾向があり、労働災害の防止はもちろんのこと、公衆災害の防止についても、現場での不安全な状態を見逃さず巡視にあたる。巡視のポイントとしては、労働基準監督署の臨検監督の事例を参考に指導にあたる。
 また、巡視メンバーには、久しぶりに会う人もいて、巡視の移動時や昼食時に、少ない時間ではあるが、担当工事の現況やプライベートな話しができ楽しみである。

7月5日(月)
 安全大会(首都圏本部・鉄道本部・災害防止協力会首都圏・鉄道支部合同)での鉄道本部(旧年開発本部)無災害賞工事の受付。
 恒例の安全大会の会場設営準備は、毎年災害防止協力会首都圏・鉄道支部青年部会の協力を得て、今回も滞りなく完了した。
 鉄道本部の平成15年度完成工事の無災害賞は、昨年度にくらべ少なくなり残念であるが、受賞された作業所長には、心から敬意を表し、受け付けでは、声を掛ける。ただ、これは独り言だが、無災害賞の記念品について、もう少し金額的に高くすれば、作業所職員の励みにもなるのではないだろうか。


9月1日(水)
 夜間巡視、元住吉作業所。
 鉄道本部は、鉄道の改良・新設工事が主体のため、昼夜にわたる現場が多く、夜間巡視は一週間あたり、一、二日行なっている。今年の夏は、夏日も続き、熱帯夜もあり、自身の健康管理にも留意し、巡視にあたる。
 夜間工事現場へ行くと鉄道軌道内での作業では、以前の自分の現場での仕事を思い出すことがよくある。特に若手職員に対して、安全面及び施工面からも事例を詳解し、指導にあたる。 夜間巡視へは、マイカー(業務使用申請済)にて移動するため、巡視終了時の帰路では、お気に入りの音楽を聴き、明け方のため交通量も少なく快適的なドライブです。

 
9月3日(金)
 溝の口作業所、着工会議。
 新規工事、着工前に開催する会議において、安全環境品質部として工事概要から、計画段階における安全衛生対策の確保のための提案を行なう。また、工事工程から現場巡視のポイント等を定め今後のパトロールの参考とする。

9月6日(月)
 会社にて、現場パトロール点検表の作業所へのメール。
 労働基準監督署の臨検監督結果を一覧表にして、社内パブリック・フォルダに掲載、同種の是正事項が多いので、日常の現場点検に活用できると思う。
 建災防、五団体等社外の活動についても、同業他社の現場や事例に接する機会も多く、そこで得た事例等も社内パブリック・フォルダに掲載、作業所の安全衛生管理活動の参考資料になれば幸いです。
●協力会社訪問
渇ヘ上商店(札幌支部)

体操とヒヤリハットの発表で事項防止
5か条の唱和で一日の大切さを確認

代表取締役 十河 圭七
本社所在地 札幌市中央区南2条東3丁目4番地
事 業 内 容 硝子工事全般、アルミサッシ、プラスチックサッシ、
        アクリドア、アクリドーム等


十河圭七社長
 ●河上商店の創立はいつなのでしょうか。 まず、沿革からお聞かせください。
 十河社長 沿革といっても、古いんですよ。昭和25年、先代の河上社長が私を含め従業員2名で始めました。木造平屋のガラス店です。何しろガラスが配給時代でしたから。そして間もなく昭和27年に同じスタッフで株式会社となりました。今から57年前ですから、半世紀を超えています。現在から振り返ってみると、リヤカーや自転車時代で、近所の家のガラス修繕や建具屋、金物店にガラス配達が仕事の全てでした。戦後の復興が盛んになってはきましたが、北海道は本州に比べて何事も2、3年遅いんですよ。北海道の建築工事にもエンジンがかかり始めたのは、昭和35年頃からだったと思います。
 まず本州の大手ゼネコンが北海道に上陸、遅れて中小ゼネコンも北海道に進出し始めると、地元北海道も負けじと動き始めました。どんどん建物が建つから、建設業は活気が出る。本州からは銀行、保険、遊技場、デパート等が進出する。公共事業も出て、地場の企業も併行して設備投資に動き出す。第一次、第二次とブームがやってきました。こんな時、昭和46年に社長が亡くなり、生前からの意志を受けて私が社長に就任し、現在に至りました。

 ●突然のバトンタッチで、大変だったのではないですか。  
 十河社長 社長が経営、私が工事を取り仕切っていたので、これは大変でした。何よりも驚いたのは、高額な負債があったことでした。取引させていただいている大手の仕入先に相談し、優秀な社員の出向をいただき、まずは返済計画や将来の見通しを立てました。そこで借金を5年で全額返済することと決め、第二次河上商店が始まりました。幸いにしてガラス工事店が少なく、工事量が多いのが幸運でした。社長の私を先頭に、朝8時から仕事を始め、夜11時頃まで毎日毎日頑張りました。社員もよくついてきてくれました。どんな仕事量でも消化でき、高額な負債も2年で返済することができました。夜中でも電話をすると対応できたことは、当時の営業活動には最大の武器となりましたし、高い評価をいただきました。経営上では負債を全額返済、そしてスタート2年目から内部に利益剰余金積立金を積み立てる余裕ができました。

渇ヘ上商店が担当した札幌
ビューティアート専門学校
 ●朝礼のときにユニークな体操を全員でされているそうですね。  
 十河社長 社員が16名いるのですが、進行係は毎朝交代して、まず体操から始めます。現在行っているのはスキューバダイビングの準備体操で、ちょっと曲芸をやるような感じですが、これは足が引きつったり痙攣を起こさないようにというものです。それが終わると5か条の唱和をして、次に進行係が現場や家庭や車を運転中に体験したヒヤリハットを発表します。そして最後に工事部、営業部、総務部から伝達事項を報告します。5か条は「朝礼の心に誓う唱和」ということで、温かい心と規律正しい行動、自発性を涵養して豊かで健全な生活の資糧にしようという意味を込めたものです。  

 ●社是にされているのは、どのようなことでしょうか。  
 十河社長 社是は、「納期及び竣工日の厳守」「品質吟味、施工正確、迅速」「作業中の保安、整理徹底」です。安全管理面では、送り出し教育に力を入れていますが、私が日ごろから話しているのは、安全活動の基本は注意することである、その注意力が大難のとき中難で済み、中難は小難、小難は無事故で済むということです。


叶エ進工業(九州支部)
どこにも負けない技術力と心意気で
どんな難工事であってもやり遂げる


代表取締役 篠森 義晴
本社所在地 福岡市西区今津5413-12
事 業 内 容 土木建築鉄筋加工組立工事

篠森義晴社長

清進工業が担当した    
    アビターレ春吉新築工事
 ●会社の沿革を拝見しますと、昭和53年に鉄筋工事業個人創業、55年に株式会社清進工業設立となっていますが、かなり若いときに創業されたようですね。  
 篠森社長 22歳のときでした。私が鉄筋工事業に携わることになったのは、父親が勤めていた福岡の親戚の鉄筋会社で、高校2年の冬休みと3年の夏休みにアルバイトしたのが始まりで、高校卒業と同時にその会社に入りました。ところが、4年後に会社が倒産して、どうしたものかと思っていたところ、現場の所長から「鉄筋の加工場も寮も現場が全部用意をするから、引き続きやってみないか」と声がかかり、現場雇いの社員という形で、福岡で最初の地下鉄工事となる現場でそのまま仕事を続け、2年後に会社を設立しました。  
 ●同業者も多い中で、しかもまだ経験4、5年という若い人を所長が抜擢したわけですから、周りからの評価と信用が相当高かったのでしょうね。振り返ってみて、何が評価と信用の基になっていたと思いますか。  
 篠森社長 とにかく誠心誠意、何事も手を抜かずに一生懸命に仕事をする。そして、いくら工期が厳しくても間に合いませんとは絶対に言わない、一日は24時間あるんだという気持ちでやり遂げ、どんな難工事でも工期内にいいものをきちんと渡すのが自分の使命だと思ってやってきました。それが一番の理由でしょうが、元請はじめ関係者の方々、当社の専務、社員、職長、作業員の仲間たち、そういう人たちに恵まれたからこそ、今があるのだと思っています。だから、私がモットーにしているのは、人を大事にすること、人に感謝をする、親に感謝をするということです。  


●業績も順調に伸びる中で、本社と工場を平成6年に現在地に移転しますね。  
 篠森社長 中小企業事業団から融資を受けて工場も屋根付の屋内加工場にして、機械など設備も最新式のものを入れたわけですが、その頃はすでに不況の波に入っていましたから、仕事量も減少する中で何とかやりくりをしながら返済をしていくという、非常に厳しい状況に見舞われることになりました。しかし、お得意さんはじめ皆さんが盛り立てていただき、活路を拓いてきました。これからの展望として、九州大学の移転とそれに伴う周辺の整備、施設などの仕事が出てきますので、大変な思いをした設備投資が活かされてくると思っています。

最新設備を投入した工場と本社ビル(右)
 ●清進工業の強みは何でしょうか。
 篠森社長 技術力です。少なくとも九州の同業他社には負けないという自負をもっています。それから難工事でも、何が何でもやり遂げるという力量と心意気を皆がもっていることですね。

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