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■みどり 88号
●我が社の安全管理
株式会社 島装業(首都圏・開発支部)


教育と健康管理に力を傾注

[会社概要]
 代表取締役 島 清司
 本社所在地 東京都中野区本町5-3-3
 業 務 内 容 塗装工事、吹付工事
 建設業許可 東京都知事許可(般-13)1582号

▲代表取締役 島清司

 当社は昭和40年に大手建設会社の孫下請として創業、昭和47年に有限会社に組織変更を行いました。この間、東急建設はじめお得意様からお引き立てをいただき業績も順調に伸び、平成5年には株式会社となり今日に至っています。そして現在、現場従業員50名を擁し、塗装、吹付の専門工事会社として安く、早く、かつ完璧な工事をモットーに努力しております。
 当社の安全衛生管理については、基本方針と、それに沿った重点施策、実施項目、目標、担当、年間(年度)スケジュール、実施上の留意点等を明示した年度安全衛生管理計画書を年度始めに作成しています。
 今年度の基本方針と重点施策は次の通りです。
[基本方針]
1.安全衛生管理体制を確立しゼロ災害を達成する
2.安全衛生教育及び健康診断の計画的実施
3.有機溶剤の管理徹底
[重点施策]
1.安全衛生管理体制の確立及び強化
2.安全衛生教育の計画的実施
3.作業における安全衛生活動の強化
4.健康診断の実施
5.有機溶剤の管理
 実施項目は、具体的に何をやらなければならないのかを皆が理解し、周知徹底できるようにしています。中でも、当社の場合は有機溶剤を扱う作業がありますから、教育と健康管理には特に力を入れています。
 自主パトロールを定期的に行っておりますが、基本通り作業をしているか、不安全行動はしていないか等をチェックし、その場で是正するようにしています。
  そして、パトロールのもうひとつの大きな目的は作業している皆と話をすることでもあります。それはお互いの意思を確認しあい、一歩でも二歩でも働きやすい環境づくりを進めていこうという考えからです。明るく、声を掛け合える働きやすい現場には事故を未然に防ぐ力がこもっているのではないでしょうか。
専務取締役 島哲二


▲安全衛生委員会

[代表者から]
  創業当時は、安全設備は心もとないもので、足場も丸太を組んだだけのものというのが普通でしたし、ヘルメットはしない、安全帯はしないという状態でしたから、事故を誘発する要素がいたるところにありました。そんな作業環境の中で無事にやってこられたのは、とにかく自分の身は自分で守らなければ生活そのものが成り立たないということが体に染み込んでいたからでしょう。この「自分の身は自分で守る」という言葉は、安全設備が完備している現在でも、建設に従事する者にとっては基本中の基本だと考えています。
 災害事例を見ますと、相変わらず墜落・転落によるものが多く、これをなくせば事故・災害は際立って少なくなります。それがわかっていても、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の喩えにあるように、ついうっかりして不安全行動をしたり、横着をするという事故の要因となる行為をしてしまいます。それを防ぐには、皆からうるさがられようとも妥協しないで繰り返し、繰り返し話をし、注意をすることに尽きると思っています。
●Message

安全教育部会

4本柱を軸に事業活動を進めていく





橋 晃
副会長・安全教育部会長

 安全教育部会では、会員の皆さんからのご意見や、昨年秋に行った本部安全巡視での意見交換等を参考にしながら、全国組織である災防協の本部安全教育部会として、これからの時代に即した事業運営はいかにあるべきかについて検討を重ねてきました。その過程の中から、平成16年度の活動を次の4点を柱に据えて展開していく方向で討議が進んでいますので、ご紹介いたします。

1.本部安全巡視の年2回実施
 本部安全巡視は現在、秋に年1回実施しているが、本部と支部、支部と支部の交流を深めるために、16年度からは春と秋の年2回実施する。巡視に行くメンバーも現在は本部の役員だけであるが、各支部長、副支部長、さらには安全教育部会のある支部からは部会長にも参加してもらう形にして、支部間の交流を活発にする。例えば、札幌支店の作業所へ安全巡視に行く場合に、九州支部の支部長、副支部長にも参加していただき、環境の違いや悩み、そしてお互いのもっている知恵を出し合い、良いところを横断的に広めていけば、安全面をはじめとして、生産性なども向上していくのではないだろうか。  これは、巡視の回数をたんに増やすということよりも、全国組織である災防協の利点を活用してもらい、交流を充実させるということに重点がある。

2.新CFT教育の促進
 平成13年の行政通達により、職長の職務内容と安全衛生責任者の職務内容を的確に遂行するための一体的な教育として、「職長教育」と「安全衛生責任者教育」を統合した「職長・安全衛生責任者教育」が各支部でも実施されているが、その教育に当たる講師を養成、確保し、災防協における教育体制の一層の充実と確立に取り組んでいく。新CFT受講促進により、近い将来、会員会社の講師によって各支部が独立して職長・安全衛生責任者教育が実施できるよう、全国的な展開を図る。会員会社のレベルアップにも効果を発揮するものと考えている。

3.「職長会のしおり」の活用促進
 職長会活動の推進のために、会員会社に「職長会のしおり」を配布しているが、職長会確立とその活動を強化するために、作業所にも配布して理解をしてもらうとともに、正会員会社にはまとまった数を配布し、職長会の確立の機運を高めていく。そして、現場の要である職長会の位置づけを行い、活性化させることにより、明るく働きやすい雰囲気づくりの実現をめざす。

4.協力会社の自主パトロールの実施・強化
 会員会社は、作業員一人一人が確実に、現地・現物での危険予知活動を実施し、職種間を超えて他人の不安全行動を指摘し、互いに危険の芽を摘み取り合うことのできる職場形成をしていく使命がある。その使命を具体的に実践するために、会員会社は安全衛生協議会以外の自主パトロールを最低月1回以上行うとともに、回数を増やしていくよう取り組む。毎月100社が自主パトロールを行い、外部の目、クールな目で見て危険の芽を摘み取っていくことにより事故の1割、2割でも減少させることができると考える。

 以上の4点が、安全教育部会としてこれから取り組んでいかなければならない事業活動だと考えています。良品質のものを提供して、東急建設がお客様から高い評価と信頼をいただくためには、事故のない明るい職場環境がその礎になると考えています。災害防止協力会の活力ある事業活動を進めることによって、その実現を目指してまいりますので、会員各位のご協力をお願いする次第です。

●表紙の周辺

(仮称)江田記念病院新築工事(首都圏本部)


 東急田園都市線と国道246号線が両側を走り、東名高速道路に隣接した東急田園都市線江田駅前で進められているのが、今回の表紙に登場していただいた「(仮称)江田記念病院新築工事」の作業所である。


 現在は、4月の引渡しを目指して仕上げのピークを迎えているが、ここまでくるには大きな山を越えなければならなかった。というのは、東名高速道路に隣接する傾斜地に地下2階地上5階建の建物を建設する工事であり、地下部掘削は敷地の最も東名高速に接近している箇所で、深さ15.2mの山留工事を行わなければならず、掘削影響範囲に東名高速が入ることになり、東名高速の安全性をいかに確保するかが第一命題であった。
  そこで工事着工前から、東急建設と設計事務所と日本道路公団との間で、東名高速に影響を与えず、最も安全性の良い工法について3ヵ月にわたって協議、検討を重ねた結果、東名高速の直下にアースアンカーを打設しながら掘削を進めていく施工方法が、民間としては初めて採用されたのである。平成15年3月、工事がスタート。山留変形計測などを各所に設置した自動計測管理体制の下、関係者の注目を集める工事が進められ、9月に地下工事は無事終了したのである。
  「東名高速道路は一日に数万台の通行量がある日本の大動脈ですから、もしも影響を及ぼすと大変なことになりますから、半年間はさすがにプレッシャーの連続でした。現在、躯体が上がって、やれやれといったところですが、最後まで気を抜かずに、いい品物をお渡ししたいと思っています」と北原弘所長は言う。
  この4月には、高齢者を主体にした高級感のある医療施設が誕生することになる。

[建物概要]
階    数  地下2階 地上5階
構    造  SRC造
敷地面積  3,318.53u
建築面積  2,027.44u
法延床面積  9,488.24u
施工延床面積  13,175.24u
最高高さ  19.95m
最深深さ  15.23m


(工期等は、『職長会』に掲載しました)

 


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